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開設動機&質問

 

 

Q:なぜ、学校を開設するのですか?

 

A:沖縄は、約2200平方キロメートルの小さい島です。

そんな小さな島に息づく、独自の文化や風習、暖かな南の島にそぐわぬ、だけど明らかに一部である基地や戦跡・・・。

宮古島で生まれ育ったわたしは、アメリカの支配下から現在まで、さまざまな変化を体験してきました。

沖縄は、「変化に強い島」でもあります。

かつては長寿日本一の県であり、現在でも出生率は増加中。子供の多い県でもあります。

ただ、暗いニュースも常にありまして、例えば失業率の高さ。

最低賃金は相も変わらず日本最低レベル。

 

前置きが長くなりましたが、そんななか何ができるか、考えたわけです。

 

 

当校の目指す基本原点は、

「若者と地域の自立・活性化」です。

変化の早い現代社会、既存の価値観はすぐに通用しなくなり、終身雇用制や年金、社会保障等は崩れつつある。

そこで大事なのは、「変化に対応できる仕事づくり」「共生コミュニティの形成」です。

 

沖縄に連綿と続く思想で「ゆいまーる」というものがあります。

ユイ(結い、協働)+マール(順番)の意で、順番に労力交換を行なうこと。いうなれば相互扶助です。

辛いとき、大変なとき、何も孤独にがんばることは無い。皆で助け合えばいい。

 

こんな気候も人間性も温かなここ沖縄で、

・永続可能で元気な地域社会の形成

・生活の基本である衣食住の安定確率

・人財と地域産業の育成

・環境問題の改善と国際交流

 

それに、教育費が負担となる昨今、大事な

 

「格差社会のなかで誰でも学べる学校」

 

これを目指し、当校の設立に至りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q:学校ではどういうことを学べるのですか?

 

A:これも話せば長くなるのですが(笑)、簡潔にまとめましょうね。

 

① 職業教育

  • 経営管理

  • 国際ビジネス

  • 地域産業関連

 

② 星槎大学通信教育課程

  • 初等教育専攻

  • スポーツ身体表現専攻

  • 福祉専攻

  • 共生科学専攻

 

 

堅くいうとこうなります。

が、私なりの表現をさせていただくのならば、

「総合的に自立できる人間の育成」

ということを目指しています。

 

また長い話になることを覚悟しておいてくださいね(笑)

 

昨今の日本、そして世界の情勢は、日々、悪化の一途を辿っています。

3.11より4年の月日が経過した今日、日本政府は性懲りもなく原発の再稼働、それに世界輸出に向けて着々とことを進めている状況です。

わたしたちは、あれから多くのことを学びました。

今まで持っていた価値観のなんと脆く危ういことか。

生きていくうえで一番大切なものは、命と直接関わる新鮮な空気と水、それに安全な衣食住です。

二番目には命を間接的に支える、社会的なつながりです。

 

オーストラリアが発祥のライフスタイルで「パーマカルチャー」というものがあります。

Permaculture―パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語です。

 

これも諸説ありますが、もともとは日本や中国、朝鮮など東アジアの国々の農家のスタイルを参考に作られたとか。

今もここ沖縄では、自生している薬草や食べられる植物、自宅で山羊を飼い、その糞を再利用すること、等、パーマカルチャー的なシステムが自然と機能しています。

 

こういうものを体感してきた私が伝えられることはきっとあると思い、それを学んでほしいというのが、当校のカリキュラムの根底にあるのです。

 

大げさに言えば、

「自給自足で暮らせる人間の育成」

「地域社会とつながれる力をもつ人の育成」

 

こうして、総合的な自立を促すわけですね。

これは、通常学校ではなかなか学べないことです。

それをここ宮古島で、豊かな自然のなか学べる。

これが最大の魅力だと思うんです。

 

※詳しくはホーム→ 特色・目標 を参照してください。

 Q:「星槎大学提携校」とありますが、どうして星槎大学を選ばれたのですか?

 

A:実はわたしも、星槎大学という大学の存在すら知らなかったんです。

なにせ、本部は神奈川県にある大学。

遠く宮古島で暮らす私の元へは、情報の入って来ようがありませんよね。

 

きっかけは、偶然目にした新聞広告です。

そこで紹介されていたのが、創立者の本『人生を逆転する学校』です。

この本を読み興味をもち、沖縄学習センターへ『共生科学』という講義を受講しに行ったのがきっかけです。

 

そこで詳しく知るにあたって、この大学には、

『共生科学科』という学科があり、

 

・環境

・福祉

・国際交流

・教育

 

という四本柱のあること、

 

新しい時代を切り開いていくのは若い人

若い人を育てていくのは教育のちから

 

という理念のあることを知り、わたしも常々同じようなことを考えていたということもあり、大変共感しました。

教員養成課程があるので、実務に直結した資格の取れる学校だということ、わたしも教員をしていた経験から、

「生徒の進路を導くうえで、社会の情勢や社会人としての実務に明るい教員を育てたい」

という思いのもと、提携することに決めたのです。

 

 

 

 

Q:職業教育の各項目について教えてください

 

A:

経営管理

→会社経営のノウハウ習得

事業をおこそうとするひと向けの経営学全般

 

国際ビジネス

→グローバル時代のなかで、観光を中心とした人と物の触れ合い

沖縄の観光と貿易を中心に据え、地域の特色を生かした他の真似できないサービスにつなげる。

積極的に海外へ出ていけるよう語学勉強から、貿易商品としての沖縄の農産物を、外国の業者に、加工食品等に利用してもらうノウハウを伝える。

 

地域産業関連

→沖縄の基幹事業であり、生活の基本である第一次産業と、県内で人手が不足してきている建設業に従事できる素養を学ぶ。

第一次産業を学ぶことによって、国際ビジネス学科で学べる貿易学や観光学にもつなげることが可能

 

 

※詳しい所得可能資格や就職先については、ホーム→ 取得可能な資格一覧 を参照してください。

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